2010年11月13日
マルドゥック・スクランブル3
第3巻 原作:冲方丁 漫画:大今良時

ボイルドが放った刺客をいとも簡単に対処する。
彼らの機械的な部分、特に電波系統に侵入して
部屋の地図を改ざんし誘導しているのだ。

次々と刺客をやっつけるうちに、バロットはある種
の快感を感じるようになる。

そしてそれは最後の刺客を相手にするときに、
最高潮にたっしたのだろう。無抵抗になっても、
痛めつけるのを止める事ができない。

いくらウフコックが止めてもだ。

それを見ていたボイルドが自らやってくる。
恐らくは、ウフコックがバロットを見限ったとみた
のかもしれない。

圧倒的な力による支配という快感を得たバロット
だが、ウフコックの苦しみを見逃すわけでもない。

果たしてバロットとウフコックの関係は改善される
のか?




2010年11月11日
マルドゥック・スクランブル2
第2巻 原作:冲方丁 漫画:大今良時

ウフコックの元パートナー、ボイルドが襲ってくる。
厄介な相手だ。何しろ重力を操作することができる
という特殊能力を持っているから。

しかし逃走を通して、バロットはウフコックにある種の
感情を抱くようになった。ウフコックによって、自分の
存在意義を認めたのかもしれない。

こうしてバロットはウフコックのパートナーとして積極
的に活動するようになる。

ボイルドから一旦は逃げおおせたウフコックたちで
あったが、ボイルドは新手の刺客を送り込んできた。

バロットはどう対処するか?




2010年09月08日
へうげもの2
第2巻 山田芳裕

主人公左介は相変わらず数寄もの、しかも通常では考え
られない行動を起こしておりますね。

秀吉からこっそりと名品の茶杓を盗み、自分の作品と
交換する。これは見つかれば打ち首ですね。

秀吉には見分けがつかないと判断してのことですが、
危ないことです。

それほどまでに、数寄者であるとも言えます。

名品を集めるには金がいる。金を得るには出世をしな
くてはならない。命がけで功名を立てようとするわけ
ですが、得たのはわずかに200石。これまでの石高
とあわせても400石。

しかも信長は日本の領地を身内で治めようとしている
と光秀を初め家臣たちは考え始めているのですね。

どれだけ働いても、やがては追われる身となるのでは
ないかと。

ここに、本能寺の変への布石が置かれることになる。

なかなかここまで命を張って名品を欲しがるものも
少ない。そこが面白いところでしょう。






2010年09月07日
ウロボロス1
第一巻 神埼 裕也

主人公イクオが刑事になった理由。それはある事件を
目撃しつつも刑事にもみ消されたからだった。

つまり、当時の刑事を探し出して復讐すること。

ウロボロスというのは、自分の尾を噛んでひとつの
輪になった状態を言うらしいが、この復讐も自ら刑事と
なって、警察内部の汚れを浄化しようというのかも。

主人公イクオと共に目撃した少年はもう一人、そちらは
やくざの世界に入って、イクオに情報を流しているわけ
ですね。

この刑事とやくざという関係は、どこかのコミックにも
ありました。あちらは確か政界に進出するとかでしたが、
こちらは復讐です。

普段は情けない刑事を演じているイクオですが、犯人
検挙率はトップとのこと。それはやがて疑惑を招きま
すね。おかしいって。

さて、今後どう展開していくのでしょうか?








2010年09月06日
マルドゥック・スクランブル1
第1巻 原作:冲方丁 漫画:大今良時

原作はSFのようです。
出だしは、Gunslinger Girl に似ていると思いましたが、
かなり違いますね。

どちらも死ぬ寸前の少女の人体を改造しているという
点では同じなのですが。

こちらは、元娼婦、恐らくは生きていても意味がないと
自分では思っているのでしょう。そこを助けられたと
思っていたのに、シェルという人物に殺されかける。

おかしな話です。放置しておけば死んでいるだろうと
いう女の子を助けて、その後殺す?

このシェルという人物は現在謎ですね。

さて、主人公であるバロットを助けて人体改造を施した
のは、委任事件担当捜査官という奴。

委任事件担当捜査官は今のところ謎の生物ウフコック
と、医師イースター。

SFファンなら読んで損はしないストーリーですね。








2010年09月04日
第七女子会彷徨2
第2巻  つばな

第1巻よりさらにエスカレートしていますね。

天国というのは最近作られたところのようです。
人のデータを保存しておいて、そこで生きているかの
ようにする。しかし、人間というのはデータの集まりと
考えれば、その後も色々経験して成長もできるね。

多次元宇宙というのもあっさりと出てきました。
こういうのを普通の高校生が気軽に体験しており
ますね。

冷凍睡眠も日常的。
誰も珍しくもなくなった世界。

そう、天国も、多次元宇宙も、冷凍睡眠も、誰も
驚かなくなった世界なんですね。

そら、死んでも天国にいくわけですから、死が怖く
もなんともないってことでしょうか?

日常的に非日常が常時起きている世界ですね。







2010年09月03日
第七女子会彷徨1
第1巻  つばな

どうやらかなり未来のお話のようです。
主人公は高木、そしてその友達の金やん。

なにしろ天国にいる死人と会話できるほど科学が
進んだ時代の話です。それなのに、なぜか高校
というのは存在しているらしく、今とあまり変わった
様子はない。

まあ、そのギャップが面白いといえば面白いね。

この時代では、友達を作ること自体難しいのかね?
学校が友達制度みたいなのを作って、しかも評価
がつくんだね。

一旦友達と認定されると、3年間続くようだ。
なるほど、人間関係も、学校で規定しかつ訓練し
ないといかんわけね。

それにしても、未来からやってきたりと、非日常で
あるべきものが、日常的に起きる世界を描いて
おりますね。

今後どう発展していくのかな?
単なるギャグで終わらなければよいが。








2010年09月02日
アオイホノオ4
第4巻 島本和彦

どちらかというと自伝的作品らしい。
漫画家志望の本人が、漫画家になるまでのエピソードとか
考え方とかかな?

漫画家志望というのは今は非常に多いのでしょう。
だから、漫画家志望という作品すら成り立っている。

本作品も、漫画家志望の主人公が、他人のアニメとか
を見ながら、自分の才能に自信をつけようとする、
あるいは現実を見ないようにいかにするかが描かれて
いる。

実際には、作者は漫画家になったのだから、自分の
才能を信じたのはよいことだったのでしょう。

内に向かう傾向にある日本人にとって、このマンガの
主人公は恐ろしいほど楽天的。

それがいいのかもしれません。





2010年09月01日
ヨコハマ買い出し紀行1
第1巻 芦奈野ひとし

なんの基礎知識もなくこのコミックを読み始めると、
あれ? という驚きがいくつかでてくる。

主人公はアルファ、現在喫茶店主か。
なんとロボットなんだね、これが。

出てくるロボットは、このアルファともう1つだけ。
人間がいなくなった世界ではなさそうだ。

といって、世の中はなんだがゆるやかな速度で
過ぎて行ってる様子。のんびりと、穏やかに。

喫茶店の豆などどうやって仕入れるのだろうか、
などと心配したりするのだが。

なにしろ、お客らしきお客はいないしね。
どんな経済になっているのかも不思議な世界。

ある意味で理想的な世界を描こうとしたのかも。



2010年08月31日
へうげもの1
第1巻 山田芳裕

手塚治虫文化賞、マンガ大賞、を受賞って書いてありますね。

実際のところ、なかなか面白いです。
着眼点がいいですね。

戦国時代にあって、数寄者として生きる、というか
生まれながらの数寄者なのに、武将になっている
というべきか、そういう人物を描いております。

第1巻は織田信長が全国を統一しようかという、
そういう舞台です。信長自身もかなり数寄者で
あったと思われますが、それに溺れることはなく、
例えば、武勲のあったものに国を与える代わりに
茶碗1つを与える、なんてことがあったとか。

茶道具の価値をそういうところに見出して、うまく
利用していたともいえます。

それに反して、このコミックの主人公、古田左介
は根っからの数寄ものなんでしょう。

今なら、目利きとして活躍できるかもしれません。

いずれにせよ、戦国時代という荒くれた武士の
時代に、数寄者を配置するのが面白いですね。




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