シグルイ3
第3巻 南條範夫原作・山口貴由作
まず、師のめかけに手を出してはどうにもならんで
しょう。少しばかり師の岩本虎眼を甘くみたのかも
しれませんね。
わずかな年月で虎眼流を体得していった伊良子清玄
には、うぬぼれがあったのかも。
いつのまにか自分は婿となるものとばかり思って
いたようです。
ついに秘儀をさずけられると称して兄でした立ち会い、
傷つけられるが、それだけではない。婿争いの
藤木源之助と立ち会うことを半ば強要されるのです。
己の野望によって、痛みすらも超越して立ち会うものの、
藤木源之助には藤木源之助で、新しい技をものにして
いたのですね。
一見落着したかに見えた跡目争いですが、しかし、
ここに新たな鬼が二匹生まれたようです。
伊良子清玄と藤木源之助です。
Posted by
phoenix at 21:45
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(0)
シグルイ2
第2巻 南條範夫原作・山口貴由作
タイトルの「シグルイ」というのは、『葉隠』の一節、
「武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕
かぬるもの。」
からきているようです。
まあ、武士道とは一種の狂気、「死に狂う」ことが
なければ無理、ということでしょうか。
この巻も狂気の人間が主です。
そもそも、道場主の岩本虎眼が異様です。
精神に異常をきたしているが、時々正常になる。
そういう人物が道場の主であり、この家の主人
なのですね。
門下生も3人ほど異常な者がいます。
そのうち2人が、藤木源之助と伊良子清玄。
もう一人が牛股権左衛門。
道場は跡取りを決めて家を存続させていかねば
なりません。しかし、道場には娘が一人いるだけ。
そこで、藤木源之助と伊良子清玄が婿の候補と
なっているわけです。
異様な師のもとでの婿争いです。尋常になるはず
がありません。
Posted by
phoenix at 18:50
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(0)
シグルイ1
第1巻 南條範夫原作・山口貴由作
巻末に、南條の「残酷」についての考えが載っている。
そこには、男の感情が最もはっきりと判るのは、
残酷になったときである。
ということが書いてます。
このシリーズはそれゆえに、男がぎりぎりの状況になった
ときに、如何に残酷になるか、ということを試している
のかもしれません。
何しろ、平穏無事な世界は小説にもマンガにもなりません
から、非常時の世界を描くことになるし、作者はそれを
望んでいます。
Posted by
phoenix at 18:10
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(0)
へうげもの2
第2巻 山田芳裕
主人公左介は相変わらず数寄もの、しかも通常では考え
られない行動を起こしておりますね。
秀吉からこっそりと名品の茶杓を盗み、自分の作品と
交換する。これは見つかれば打ち首ですね。
秀吉には見分けがつかないと判断してのことですが、
危ないことです。
それほどまでに、数寄者であるとも言えます。
名品を集めるには金がいる。金を得るには出世をしな
くてはならない。命がけで功名を立てようとするわけ
ですが、得たのはわずかに200石。これまでの石高
とあわせても400石。
しかも信長は日本の領地を身内で治めようとしている
と光秀を初め家臣たちは考え始めているのですね。
どれだけ働いても、やがては追われる身となるのでは
ないかと。
ここに、本能寺の変への布石が置かれることになる。
なかなかここまで命を張って名品を欲しがるものも
少ない。そこが面白いところでしょう。
Posted by
phoenix at 19:28
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(1)
ウロボロス1
第一巻 神埼 裕也
主人公イクオが刑事になった理由。それはある事件を
目撃しつつも刑事にもみ消されたからだった。
つまり、当時の刑事を探し出して復讐すること。
ウロボロスというのは、自分の尾を噛んでひとつの
輪になった状態を言うらしいが、この復讐も自ら刑事と
なって、警察内部の汚れを浄化しようというのかも。
主人公イクオと共に目撃した少年はもう一人、そちらは
やくざの世界に入って、イクオに情報を流しているわけ
ですね。
この刑事とやくざという関係は、どこかのコミックにも
ありました。あちらは確か政界に進出するとかでしたが、
こちらは復讐です。
普段は情けない刑事を演じているイクオですが、犯人
検挙率はトップとのこと。それはやがて疑惑を招きま
すね。おかしいって。
さて、今後どう展開していくのでしょうか?
Posted by
phoenix at 20:45
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(1)
マルドゥック・スクランブル1
第1巻 原作:冲方丁 漫画:大今良時
原作はSFのようです。
出だしは、Gunslinger Girl に似ていると思いましたが、
かなり違いますね。
どちらも死ぬ寸前の少女の人体を改造しているという
点では同じなのですが。
こちらは、元娼婦、恐らくは生きていても意味がないと
自分では思っているのでしょう。そこを助けられたと
思っていたのに、シェルという人物に殺されかける。
おかしな話です。放置しておけば死んでいるだろうと
いう女の子を助けて、その後殺す?
このシェルという人物は現在謎ですね。
さて、主人公であるバロットを助けて人体改造を施した
のは、委任事件担当捜査官という奴。
委任事件担当捜査官は今のところ謎の生物ウフコック
と、医師イースター。
SFファンなら読んで損はしないストーリーですね。
Posted by
phoenix at 20:54
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(0)
第七女子会彷徨2
第2巻 つばな
第1巻よりさらにエスカレートしていますね。
天国というのは最近作られたところのようです。
人のデータを保存しておいて、そこで生きているかの
ようにする。しかし、人間というのはデータの集まりと
考えれば、その後も色々経験して成長もできるね。
多次元宇宙というのもあっさりと出てきました。
こういうのを普通の高校生が気軽に体験しており
ますね。
冷凍睡眠も日常的。
誰も珍しくもなくなった世界。
そう、天国も、多次元宇宙も、冷凍睡眠も、誰も
驚かなくなった世界なんですね。
そら、死んでも天国にいくわけですから、死が怖く
もなんともないってことでしょうか?
日常的に非日常が常時起きている世界ですね。
Posted by
phoenix at 18:20
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(1)
第七女子会彷徨1
第1巻 つばな
どうやらかなり未来のお話のようです。
主人公は高木、そしてその友達の金やん。
なにしろ天国にいる死人と会話できるほど科学が
進んだ時代の話です。それなのに、なぜか高校
というのは存在しているらしく、今とあまり変わった
様子はない。
まあ、そのギャップが面白いといえば面白いね。
この時代では、友達を作ること自体難しいのかね?
学校が友達制度みたいなのを作って、しかも評価
がつくんだね。
一旦友達と認定されると、3年間続くようだ。
なるほど、人間関係も、学校で規定しかつ訓練し
ないといかんわけね。
それにしても、未来からやってきたりと、非日常で
あるべきものが、日常的に起きる世界を描いて
おりますね。
今後どう発展していくのかな?
単なるギャグで終わらなければよいが。
Posted by
phoenix at 20:25
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(1)
アオイホノオ4
第4巻 島本和彦
どちらかというと自伝的作品らしい。
漫画家志望の本人が、漫画家になるまでのエピソードとか
考え方とかかな?
漫画家志望というのは今は非常に多いのでしょう。
だから、漫画家志望という作品すら成り立っている。
本作品も、漫画家志望の主人公が、他人のアニメとか
を見ながら、自分の才能に自信をつけようとする、
あるいは現実を見ないようにいかにするかが描かれて
いる。
実際には、作者は漫画家になったのだから、自分の
才能を信じたのはよいことだったのでしょう。
内に向かう傾向にある日本人にとって、このマンガの
主人公は恐ろしいほど楽天的。
それがいいのかもしれません。
Posted by
phoenix at 20:45
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(1)
ヨコハマ買い出し紀行1
第1巻 芦奈野ひとし
なんの基礎知識もなくこのコミックを読み始めると、
あれ? という驚きがいくつかでてくる。
主人公はアルファ、現在喫茶店主か。
なんとロボットなんだね、これが。
出てくるロボットは、このアルファともう1つだけ。
人間がいなくなった世界ではなさそうだ。
といって、世の中はなんだがゆるやかな速度で
過ぎて行ってる様子。のんびりと、穏やかに。
喫茶店の豆などどうやって仕入れるのだろうか、
などと心配したりするのだが。
なにしろ、お客らしきお客はいないしね。
どんな経済になっているのかも不思議な世界。
ある意味で理想的な世界を描こうとしたのかも。
Posted by
phoenix at 18:50
|
コミック
|
この記事のURL
|
コメント(0)