2008年03月25日
犯罪解説・黄金のパターン
 さあさあさあ、予想通りの反応が出てきました。

「仮想の垣根」超越か 無差別殺傷の金川容疑者
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080324/crm0803242151031-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080324/crm0803242151031-n2.htm

 映画、「それでもボクはやってない」のワンシーンに似たシチュエーションがあります。痴漢容疑で捕まった主人公が、自宅から痴漢モノのエロビデオを証拠として突きつけられ、「こう言うものに興味があるじゃないですか?」と尋問されるシーンがあります。



 罪を犯した人間、犯していない人間。犯行を連想させるモノを持っている人間、もっていない人間。この組み合わせの4通りをしっかりと考えてほしい。分かりやすく、そして極論をすればこんな感じです。お金を盗まれた人が、犯人と思しき人物を捕まえて財布を物色。盗まれたのと同じ「お金」がある事を根拠に「普段からお金に執着していたんだろ!?」と、財布の中身を根拠に犯人扱いする。

 この例で行けばお金を欲しくない人なんて少数ですから、ほとんどの人が犯人に仕立て上げられる。他にも、最近ならば犯罪を犯す人のほとんどは携帯電話を持っている、ゆえに携帯電話は犯罪を誘発するとも言えるかもしれません。

 もちろん、今回の事件の遠因にリンク先の記事の様なゲームの存在も完全否定はしません。が、その様なゲームをしたから犯罪を犯したのか、その様な犯罪を犯す人間だから残虐性のあるゲームを購入したのか、どちらなのかを明確に説明する事は不可能なのでは?



 犯罪を犯した人間、そしてその予備軍となる人間をカテゴライズする事は有効なことなのかもしれませんが、極端な差別を生み出す危険性もあります。本当に有効なカテゴライズならまだしも、「ゲーム脳」なる疑似科学を吹聴する人間の言葉に先導され、明確な根拠を持たないまま批判が進むのは好ましくないと考えています。


 最後に。いよいよ仕事も切羽詰ってきました。明日以降、ショートバージョンになる可能性が大!

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