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2008年10月22日
西武、13K石井一で日本シリーズへ王手
 (パ・クライマックス第2S第4戦、西武9−4日本ハム、西武3勝2敗、21日、西武ドーム)優勝請負人の左腕で、日本シリーズ進出へ王手!!レギュラーシーズン11勝中10勝を西武ドームで挙げている西武・石井一久投手(35)が7回13奪三振の力投。日本ハム打線をねじ伏せ、チームの本拠地連敗も8で止めた。西武はアドバンテージの1勝を含め3勝2敗とし、22日に勝つか引き分けで4年ぶり21度目の日本シリーズ出場が決まる。

 愛する家族の待つ車に乗り込む直前、大舞台で魅せた男がニヤリと快投の秘密を明かした。

 「いいピッチングをするには条件がそろわないとダメなんです…。例えば(スポーツ紙の)紙面が空いてる日とか」

 ありがとう石井サン。セ・リーグのCSも“谷間”の本日、見事1面ジャックに成功です!!

 ここ一番で本領発揮。一回。森本、田中に四球を与え一死一、二塁とするとスイッチが入る。高橋をスライダーで見逃し三振。続くスレッジは145キロ直球にバットを振らせず、3球三振だ。

 四回は4番から始まる中軸を3者連続三振。六回まで外野に飛んだ当たりは3本だけ。七回に3点を奪われるも3つのアウトはすべて三振で奪い、今季最多計13奪三振の一久ショーを見せた。

 「皆様に西武ドームで勝つ姿を見せてないんで、ボクやってやろう!と思ってました」

 ここまでチームは本拠地で8連敗。皮肉な“鬼門”を打ち砕いたのは、やはり石井一だった。今季11勝のうち10勝が西武ドーム。内弁慶? いや、地元ファンに優しい地域密着男だ。

 実はCS前、渡辺監督から、県営大宮球場での第1戦先発を打診されていた。「大宮はお前にとってホームか?」。問いかけた渡辺監督に、石井一は即答した。「そんなことありませんっ」。開幕投手の栄誉をけって(?)まで選んだ本拠地先発が奏功した。

 ヤクルトで5度日本シリーズに出場した左腕は自他共に認める『胴上げ男』だ。01年リーグ優勝時には胴上げ投手の高津に捕手の古田よりも早く抱きつくフライング。胴上げでは当時の若松勉監督の体を一回転させる暴挙(?)に出て若松氏を仰天させた。

 今季請われて西武にFA移籍した石井一の狙いは一つ。「渡辺監督を男にする」こと。9月26日のリーグ優勝時には「まだ“オカマ”くらい」と話していたが、この日も「日本一になるまではまだ“男にした”とはいえません」とニヤリ。男まで一歩近づいたのは間違いない。体重95キロの渡辺監督を一回転させるのは至難の業だが…。