プロフィール

ジンクス
古今東西の歴史もの、経済ネタ、健康ネタ、人生訓、ビジネス書、語学学習ものなどを気ままにご紹介します。 ベストセラーや話題の新刊というよりは、いつ読んでも役に立つ本、時流に関係なく面白く読める本をマイペースで取り上げられたらいいと思います。
リンク集
<< 2011年06月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
2010年08月21日
戦国廃城紀行 敗者の城を探る
久々に歴史ものです。
近頃歴史ブームだそうで、戦国時代の武将に興味を持っている若い女性がいるとか?なんでもご当地では、武将をマスコットにしたグッズがお土産やで売られてたりするそうです。これにはちょっと絶句ですが、これはこれで歴史を楽しむ方法の1つとしていいことなんじゃないでしょうか。

 著者は歴史の「敗者」からの視点で、廃城となった各地の城跡を歩き回り、城主の人となりやその人にまつわる有名な史実やエピソードを紹介していきます。以前にもご紹介した明智光秀の坂本城や、松永久秀の信貴山城・多聞城も出てきます。
一貫しているのは、主人殺しとか逆賊といわれた人々の本当の当時の評価はどうだったのかという視点です。これらは江戸時代以降に、当時の政権に都合よく脚色された可能性が高いという考え方はさまざまな方が論じているところでしょう。

 この観点が最もよく出ているのは、はじめに出てくる石田三成の佐和山城のエピソードです。全体の中で、この章がもっとも力が入っているような気がします。石田三成の人柄と城のつくり、たとえば遠目には豪壮に見えても、目の前で見てみると実質本位で装飾が一切ない質素なつくりだったといわれる佐和山城ですが、実際金銭や宝飾品の類もほとんど城中にはなかったそうです。
 
 官僚型の冷たい性格の人物、だから武将がついて来ず裏切りにあったというのが石田三成に対するステレオタイプの見方だとすると、こういったところを尋ねて自分の眼で見たことを材料に考えてみるのも面白いかもしれません。事実、現地の住民は三成の善政をなつかしく思い、皆が石田塚というものをめいめい築いて密かに奉じていたそうです。いまはその残骸が佐和山城跡のあたりに見られるとか。
 それにしても、現代の彦根通りの通りにある道の駅では、石田三成のマスコット人形「いしだみつにゃん」を売っているとか!? さすがの三成もここまでは読めなかったことでしょう。

澤宮 優
河出書房

戦国廃城紀行---敗者の城を探る

新品価格
¥1,785から
(2010/8/20 23:58時点)



この記事のURL
コメント
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク
画像認証

半角で入力してください(大文字・小文字の区別なし)。

文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。

captcha


コメント