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古今東西の歴史もの、経済ネタ、健康ネタ、人生訓、ビジネス書、語学学習ものなどを気ままにご紹介します。 ベストセラーや話題の新刊というよりは、いつ読んでも役に立つ本、時流に関係なく面白く読める本をマイペースで取り上げられたらいいと思います。
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2010年08月29日
最近読んでいる本
「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか ジェームス・B・ウッド
江戸の古地図で東京を歩く本 ロム・インターナショナル編
吉原花魁日記 森光子
アジア経済読本(第4版) 渡辺利夫
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海
竹岡広信・安河内哲也のこの英語本がすごい!

ドラッカーさんの本は「女子マネ」内でも紹介されているので、本屋さんでも平積みになってたりしますね。家にもかつて読んだのが何冊かあるので、紹介したらいいかもしれません。
水木しげるさんの本は以前1つご紹介しましたが、最近「総員玉砕せよ!」という戦争体験を書いた本がまた売れているようです。このジャンルに興味がある方は、「ガダルカナル戦記」も読んでみることをお勧めします。1冊目はこれらの本と併せて読むと面白いかもしれません。太平洋戦争に対する見方が変わるかも知れません。

「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか

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2010年08月26日
佐藤可士和の超整理術
ものを整理するのが苦手なので、タイトル通り整理術の本かなと手にとって見たら良い意味で期待と違いました。
これは整理術というよりはむしろ、発想法じゃないかと。しかしなぜこのタイトルなのかは読んでみるとわかります。著者が言うように、「すべては整理から始まる」からなのです。整理をしないと物事の本質が見えて来ない、と佐藤氏は言います。

 レベル1は空間の整理、これによってプライオリティをつける。たとえば身近にあるかばんの中身は本当に必要なものか?たまには手ぶらで行ってみると本当に必要なものがわかる、といった投げかけから、自分の環境を1つ1つ見直していきます。

レベル2は情報の整理、独自の視点を入れる、ここで紹介されているのは国立新美術館のシンボルマークを受注したときのエピソードが紹介されています。クライアントから与えられた情報からはさまざまな問題点が見えてきて、「強い視点」が見えて来ない。そんな中でどんなことを考え、どうやってシンボルマークにアプローチしたのかが説明されています。1つヒントとして紹介されているのが、迷ったらクライアントに説明している「具体的なシーン」を思い浮かべる、という方法。これはビジネス一般に応用が利く方法ではないかと思います。

レベル3は思考の整理、思考の情報化ということばが出てきますが、製品のコンセプトやコーポレートアイデンティティをどのようなやり方で作っていくのかが具体的な事例で紹介されています。
 ユニクロの事例も出てきますが、私が面白かったのはドコモN702iDの開発のエピソードです。なんでもこれは100万台を超えるヒット商品になったそうですが、佐藤氏は依頼されたときに浮かんだ製品の「佇まい」のコアにあるものは何かと自らに問いま。そして最終的に「コンセプトは潔さ」に辿り着きます。そして「潔いケータイをつくりたかった」と発表するわけです。

 ふつうの人だったら、「潔い」では伝わらないのでもっと機能的なことばで製品をアピールしたくなるのでしょう。しかしそれではコンセプトがはっきりしなくなり、他社製品とも差別化できなくなる。「潔い」ということばを見つけたからこそ、この製品の特徴が際立ったことがよくわかるエピソードです。
 
佐藤可士和
日本経済新聞出版社

佐藤可士和の超整理術

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2010年08月22日
ここだけは行ってみたい 絵画のある景色
 この出版社には「ここだけは行ってみたいシリーズ」というのがあるらしく、「音楽のある景色」だとか「秘境を巡る景色」というのもあるそうです。

 最近はあまり海外に興味がない、行きたくないという人もいるようです。たしかに海外から帰ってくると、日本は良い国だなと思えるところもありますが、外に出てみないと日本のよさも特殊なところも実感しにくいかもしれません。
 この書のように、あの絵の風景ってこんなところなのか、と見てくるのも一興かと思います。

 ゴッホの絵で有名な「アルルの跳ね橋」が載っています。実物はあまり情緒がない、というか、ただの建造物とう感じです。というより、元々こういうものだったのを、ゴッホが絵に残すことであれほどの景色として知られるようにしたということなのでしょう。
 また、ゴッホが拳銃自殺を図る前に描いたという教会の写真もあります。これを見てゴッホが描いた絵は、この端正というか平凡な佇まいの教会の姿とはかけ離れた、そのときゴッホが教会という建物を通して精神を病んでいた自分の心の底をじっと見つめていたのではないか、と思えるほど、やはり「異常な」絵です。おそらくこんな絵は気味悪がられたのでしょう、当時の誰も買おうとしなかったのもわかる気はします。
 でも当時の基準に適うような「美」はなくても、ゴッホの絵には人を感動させる強い感情的な迸りのようなものが常にあります。間違いなく、時代に理解されなかった天才だと思います。

 ゴッホの話になってしまいましたが、モネの絵で有名な睡蓮の池やセザンヌの絵によく出てくるプロヴァンスの山も出てきます。睡蓮の池はてっきり自然の池だと思い込んでいましたが、モネ自身が川から水を引き込んで造ったものだそうです。当時近隣の人々は唖然としたとか。
 アンドリュー・ワイエスの故郷の米国クッシングも風景もあります。晩秋の頃、この草地をさくさくと踏みしめて散歩してみたいものです。

 なお撮りおろしではなく、PPS通信社から借りた写真で構成されているようです。できればオリジナル素材で構成してほしかった、そうすればもっとコンセプトがはっきりしたでしょうが、その代わりにたったこれだけの値段で、気軽に名画の風景を楽しめるということなのでしょう。

ピエ・ブックス

ここだけは行ってみたい―絵画のある景色

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2010年08月21日
戦国廃城紀行 敗者の城を探る
久々に歴史ものです。
近頃歴史ブームだそうで、戦国時代の武将に興味を持っている若い女性がいるとか?なんでもご当地では、武将をマスコットにしたグッズがお土産やで売られてたりするそうです。これにはちょっと絶句ですが、これはこれで歴史を楽しむ方法の1つとしていいことなんじゃないでしょうか。

 著者は歴史の「敗者」からの視点で、廃城となった各地の城跡を歩き回り、城主の人となりやその人にまつわる有名な史実やエピソードを紹介していきます。以前にもご紹介した明智光秀の坂本城や、松永久秀の信貴山城・多聞城も出てきます。
一貫しているのは、主人殺しとか逆賊といわれた人々の本当の当時の評価はどうだったのかという視点です。これらは江戸時代以降に、当時の政権に都合よく脚色された可能性が高いという考え方はさまざまな方が論じているところでしょう。

 この観点が最もよく出ているのは、はじめに出てくる石田三成の佐和山城のエピソードです。全体の中で、この章がもっとも力が入っているような気がします。石田三成の人柄と城のつくり、たとえば遠目には豪壮に見えても、目の前で見てみると実質本位で装飾が一切ない質素なつくりだったといわれる佐和山城ですが、実際金銭や宝飾品の類もほとんど城中にはなかったそうです。
 
 官僚型の冷たい性格の人物、だから武将がついて来ず裏切りにあったというのが石田三成に対するステレオタイプの見方だとすると、こういったところを尋ねて自分の眼で見たことを材料に考えてみるのも面白いかもしれません。事実、現地の住民は三成の善政をなつかしく思い、皆が石田塚というものをめいめい築いて密かに奉じていたそうです。いまはその残骸が佐和山城跡のあたりに見られるとか。
 それにしても、現代の彦根通りの通りにある道の駅では、石田三成のマスコット人形「いしだみつにゃん」を売っているとか!? さすがの三成もここまでは読めなかったことでしょう。

澤宮 優
河出書房

戦国廃城紀行---敗者の城を探る

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2010年08月18日
iPhone × BUSINESS Perfect Bible
 こちらはアプリに的を絞ったものではなく、iPhone のハードとしての機能も含めレベル別に構成されています。
 その構成は、
・ 初級編(例:iPhoneのメールをより快適に使う設定)
・ 中級編(例:メールの定型文をつくる)
・ 上級編(例:100円/1ヶ月のグループウエアをiPhoneから利用する)
・ アフターファイブ編(例:iPhoneをモバイルムービーシアターにする)
・ デキるビジネスマンのモテ技編(例:テンキーで素早く・格好良く入力する技)
となっています。

 前回紹介した「仕事で使えるiPhone アプリ」と多少重なる部分もありますが、こちらはどちらかというとアプリ寄りではなくハード寄り、かつビジネスでの実践的な仕事のやり方に的を絞っている一冊です。

 ほかにもいろんなものが出ていることでしょう。すべてを読んだわけではありませんが、仕事でも使いたいという人はこのような少しタイプが違うのを2冊買ってみると面白いと思います。

田中裕子
翔泳社

iPhone×BUSINESS PERFECT BIBLE for iPhone & iPod touch

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2010年08月17日
仕事で使えるiPhone アプリ
 iPhone ユーザーです。こういうのを書評と称するのもどうかとは思いますが、軽いインプレッションくらいに読んでもらえればよいと思います。
 このブログのコンセプトが自分が読んでみてよかった、何かが得られた、役に立った書を紹介するところにありますから、今回iPhone 関係の書も何冊かご紹介できればと考えています。

 iPhone に関する書はたくさん出ていますが、仕事に使うという観点から役に立ったのがこの1冊です。ネタはだいたいどれも同じようなものになりがちですが、この本が良いところはまず読みやすいこと、紹介されているアプリ数が多いことです。
・ iPhoneで自転車通勤やジョギングをパワーアップさせたい
・ 無線LANを接続できる喫茶店を探したい
このあたりはわかっている方にはごく基本的な知識かもしれませんが、知って実際役に立ったものの1つです。これに気をよくして、
・ iPhoneで渋滞や取り締りを回避し快適にドライブしたい
では Trapstar というアプリをオービス情報等を知るために購入してみたりしたのですが、これはちと使い勝手が...やはりカー用品店で専門的なものを買った方がよさそうですね。

熊谷宏之、tokikawase、信次、岩楯忠介
ソシム

仕事で使えるiPhoneアプリ テーマ別に選べるアプリのウラわざ・キメワザ・コラボ技

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2010年08月14日
世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ
人間の脳は「事実」に基づいて判断してようで実はそうではない、そのような「脳のトラップ」を1つ1つ解説してゆく構成になっています。
 人間の経済行動を脳科学の研究者の立場から解説した書です。まだ読んではいないのですが「経済は感情で動く」という連作もあるようで、いずれもベストセラーになっているようです。

 内容はもう少し経済活動ベースのものかと思っていましたが、それだけでなく生活のさまざまなシーンでここに紹介されているような事例が実感できるのではないでしょうか。行動経済学ということばはよく知りませんが、個人的には心理学の著作の1つとして面白く読める読み物ではないかと思います。ただしビックリするような新しい発見があるというよりも、心理学を齧った人であれば、知っていることばがたくさんあるのではないでしょうか。

 ただこの本の面白いところは、我々がふだんなぜかそのように判断してしまったり、行動してしまうのはなぜなのかを脳科学の立場からきちんと解説してくれるからではないでしょうか。
 たとえば私は何かを決断しなければならない場面で、よく「いまこれをやらないとあとで必ず後悔する」という理屈で自分自身を説得する場面があるのですが、これなどまさに「後悔の理論」ということばで説明されています。
 個人的には筆者がよく引用するエピソードが面白く読めました。「コノンの千里眼」のような紀元前の時代の英雄たちのエピソードは、人間の性質が何年たっても基本的には変わらないことを教えてくれています。

 もうひとつ、この書で紹介されている調査結果で面白かったのは、カーネマンとシュケードが行った調査で、年収10万ユーロ以上のひとは銀行預金が極めて乏しい人と同様のいらだちや不快感を抱え、同じほどの時間をストレスのたまる不快な仕事に費やしているという調査結果です。つまり年収と幸福感が必ずしも比例するわけではないということのようです。

マッテオ・モッテルリーニ著 泉典子訳
紀伊国屋書店

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2010年08月12日
3パターンで決める 日常英会話 ネイティブ表現
これは一昨日ご紹介した「3文型で広がる 日常英会話 ネイティブの公式」の続編という位置づけです。同じような構成で、コミュニケーションのシーンごとに構成されています。

この前はシャドウイングをご紹介しましたが、それ以外にも両書には著者の小林氏が解説する学習方法、たとえば聞いてから書き取るListening & Dictation などを組み合わせてゆくと、もっと確実に効果が上がるでしょう。
私はどうも不精なのか、移動しながらとか、歩きながらといった「ながら勉強」が好きです。また努力家でもないので、書くことや話すことは実際の仕事の中で少しずつ表現を増やしていけばいいや、としてきました。

でも最近では楽天やファーストリテーリング(ユニクロ)のように社内公用語を英語にすると宣言している会社も出てきていますから、外資系ではないから英語は関係ないとも言っていられませんし、もっと真剣に勉強している人もたくさんいるのでしょう。

ちなみに聞いたところでは、楽天では社員に一切資金援助などはしていないそうです。実はこれはとても大事なことです。つまり自腹を切って、汗かき恥かきしながらやらないと、なんとか仕事で外国人とコミュニケーションがとれるようにならないのです。

やっぱり自腹を切っていると、真剣さが違いますよ。もちろんもっとスマートにらくらくマスターできた人もいるのでしょうが。

 ところで最近海外に行って、アジア系の外国人といろんな話をしてきたのですが、彼らのなんとか相手とコミュニケーションをとりたい、ことばを知りたいという意欲はすごいですね。文法的には不正確だし、ローカル語訛りもあってやたら聞き取りにくいのですが、とにかく言いたいことは主張しますし、日本人にはない押しの強さを感じます。

 それに、とにかく見ていて元気だし、イキイキしているんですよね。なんでこんなに彼らはパワフルなんだろう?と考えているうちにあることを思いついたのですが、それはまた別の機会に。

小林敏彦
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3パターンで決める日常英会話ネイティブ表現

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2010年08月10日
3文型で広がる 日常英会話 ネイティブの公式
語学関係は、私が実際に使って役に立ったものをご紹介しています。

好むか好まざるかは別として、あるとき突然、仕事で英語を使うことになってしまった方は多いのではないでしょうか。
私もその一人ですので、あるときは語学学校に通ってみたり、またあるときは教材を買ってきて自習をしたりを、いろんなことをやってきました。

私はもともとコツコツお勉強ができるタイプではなく、継続性にムラがあります。そんな私でも効果が感じられた教材を何冊かご紹介できたらと思います。

今回ご紹介するのは「日常英会話 ネイティブの公式」です。この本の優れているところは、「提案する」」「依頼する」のような、各場面ごとによく使われる表現を3パターンの文型で載せているところです。ワンパターンを覚える形式ではないので、よりさまざまな場面に応用が利きます。

学習法ですが、CDがついていますので、これをipod などに取り込んで通勤や通学時に何度度も繰り返し聞きます。聞き取れるようになかったところはときどき読んで確かめます。そしてまた聞く、そしてシャドウイングといって、聞いた文をすぐに追いかけるようにしてブツブツ口ずさむのです。
そうするといつの間にか自分の表現になっていくというわけです。

この本は仕事で英語を使う人向けに構成されているので、旅行用などと違ってかなりビジネスライクですが、一般的によく使われる表現も多数盛り込まれているので汎用性があります。

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2010年08月08日
絶対貧困 世界最貧民の目線
ストリートチルドレンなどの路上生活者、スラム街の住人と接してきた著者自身の体験談を軸に、「世界リアル貧困学講義」という設定で展開されています。
内容は大きく、スラム編、路上生活編、売春編の3つから成り、豊富な写真と資料で講義チックに面白く読ませてくれます。もちろん悲惨な話も多いのですが、その悲惨さを強調するというよりも、なぜそうなっているのかという「しくみ」を教えてくれるところにポイントが置かれています。

このような構成にしたことによって、貧困にあえいでいる人を救わねばならないという単純なメッセージではなく、我々の「救ってあげるべきだ」という善意、たとえば国がストリートチルドレンを施設に入れて教育を施してやるべきだ、といった発想が、実はまったくリアリティがなく役に立たないことに気づかせてくれるのです。

最近あるアジアの国に行き、夕刻地元のレストランで夕食をとっていました。ひとりの行商のおばさんが近づき、籠にいっぱいに入れたおみやげグッズをどれか買ってくれないかというのです。こういったとき、日本人の発想では「こんな人をいちいち相手していたらキリがないし問題の解決にはならない。だから無視」というのが一般的な反応だそうです。
私は細い竹を編んでつくられたブックマークを1つ、買いました。日本円にして50円くらいでしょうか。とてもいい表情をしていたので少し話しかけてみたのですが、英語や日本語はまったく通じませんでした。おばさんはわずかに微笑むと去っていきました。

この本には物売りの話も出てくるのですが、物売りがどのようなビジネスなのか知って驚きました。どんなビジネスにも元締めがいるのですね。おそらく私が買ったブックマークからおばさんには、ほんのわずかなマージンしかなかったでしょう。ケチらずにもっと買ってあげれば良かったと思いました。
そして、物乞いというのも1つのビジネスモデルだということがこの本で理解できました。しかも収益性によってヒエラルキーがあり、収益力を高めるために人を意図的に身体障害者にしてしまうこともある(四肢切断など)、とんでもないビジネスです。それでもまだ物乞いの人たちは、マフィアに利用されている方がマシだというのが現実なのです。

貧困がヒューマニズムで片付く問題ではないこと。貧困が単なる経済的な問題ではなく、国家社会全体のメカニズムから起こっていること、一国の問題ではなく関連各国を巻き込んだ問題でもあることに気がつきます。
それにしても「最貧民」のひとたちを利用して儲けている人々の強欲さよ。地獄の沙汰もカネ次第ということばが、この本を読んでいる間ずっと頭の中に残っていました。

石井光太
光文社

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