宮国、凱旋先発で3回完全!長野V打でOP戦初勝利!
1回無死、先頭打者・平野に対して第1球を投げる宮国(左、捕手・阿部) ◆オープン戦 巨人1─0阪神(19日・那覇) 巨人は第2次キャンプ地の沖縄で地元・糸満高出身のプロ2年目、宮国が凱旋先発し3回をパーフェクトに抑えた。打者9人を直球中心に28球、4三振と開幕1軍へアピール。試合は腰の張りで18日広島戦(宮崎)を回避した長野の先制打で、巨人がオープン戦初勝利となった。
宮国は1回、2回ともに10球。3回は8球で阪神打線を完全に抑えた。2番手の西村も4回から登板し、3回を3安打無失点と上々の仕上がりを披露。7回以降は高木康、育成の大立がそれぞれ1回を無失点、9回には越智が3人でピシャリ。5人の投手陣が無失点で切り抜けた。
打線は3回、先頭の藤村、坂本で好機を演出。初戦を休養した昨季の首位打者・長野が、この日2安打目となる先制の左前適時打で試合を決めた。
村田がG移籍1号含む3安打!黒星発進も打線に収穫
1回1死、右中間三塁打を放ったボウカー ◆オープン戦 巨人3─8広島(18日・サンマリン宮崎) 巨人の村田修一内野手(31)が12球団のトップを切ったオープン戦で、移籍第1号などを含む3安打2打点の鮮烈Gデビューを飾った。試合は2番手以降の投手陣乱調が目立ち、黒星スタートとなった。巨人は19日に沖縄セルラースタジアム那覇で阪神とのオープン戦に臨む。
新戦力コンビが幸先いい先制点を挙げた。1回1死、新外国人の2番ボウカーが、広島の先発・中崎から右中間を破る三塁打。するとFA加入した5番村田が、2死一、三塁で地元・日南学園出身の2年目右腕から中前適時打を放ち1点をもぎ取った。
村田はさらに4回、左翼スタンドに飛び込むあいさつ代わりの移籍1号本塁打を放ち、2打席連続で打点。6回の第3打席では右前安打を放ち、代走が送られお役御免。巨人での初戦でいきなり猛打賞と、G党に強烈な印象を残した。
熾烈な外野手争いでは、途中出場の松本哲が2安打1打点と結果を出した。
投手陣は明暗が分かれた。オープン戦初戦先発は、昨季の開幕投手・東野。2回をともに三者凡退に打ち取り、上々の仕上がりをアピールした。一方、3回から2番手登板した金刃は2イニング目の4回、2つの四球と3長短打で4失点。5回から登板の3年目右腕・小野は3回1失点。4番手の星野は2回3失点(被安打4、与四球3)だった。
なお、長野は腰に軽い張りが出たため、出場しなかった。
宮国、ミスターの助言で「吹っ切れた」
ブルペンの視察に訪れた長嶋氏(右)は、ネット越しから宮国(左)にアドバイスをした 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(75)=報知新聞社客員=が17日、宮国椋丞(りょうすけ)投手(19)を「1000日計画」でエースへ育て上げるプランを提案した。2年ぶりに春季宮崎キャンプを視察し、イケメン右腕を「腕を柔らかく使える」と激賞。巨人監督時代、松井秀喜外野手(37)=米アスレチックスFA=を「1000日計画」で球界を代表する4番へ育成したように、時間をかけて潜在能力を引き出す重要性を説いた。チームは宮崎での1次キャンプを打ち上げ、18日に広島とのオープン戦(12時半・サンマリンスタジアム宮崎)に挑む。
ミスターの助言で“覚醒”する。宮国は、緊張のブルペンで64球を投げ終えると長嶋氏から手招きを受けた。「『フォームを気にしないで自分の球を思いっきり投げなさい』と言われました。まだフォームは模索中ですけど長嶋さんの言葉を受けて吹っ切れました」とスッキリした表情で語った。
この日午前、サンマリンスタジアムであいさつに向かった。握手をする沢村とは対照的に「神様みたいな人。触るなんて恐れ多かった」。08年の坂本、10年の長野に続く「触れば活躍する」とされる“黄金の左手”タッチは実現しなかった。
それでも、ブルペンでは最大級の賛辞をもらった。「あまり調子は良くなかった」と言うように、カーブがワンバウンドするなど、指に掛かりすぎてしまった。だが、終盤に外角への高速スライダーが決まると、長嶋氏は左手で3度OKサイン。太鼓判を押された瞬間だった。「この1年間、期待に応えられる成績を残さないといけない。1軍で活躍して、東京ドームでタッチされたいです」。ミスターのアドバイスを受けた宮国は、進化を続けるだけだ。
長嶋終身名誉監督が宮崎キャンプを視察
宮崎キャンプを視察に訪れた巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(右) 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(75)が17日、巨人の宮崎キャンプを視察した。球場に入ると、原監督と握手した後、ナインと対面。その後にブルペンへ移動し、投手陣の投球練習を見守った。ミスターから「自分の球を思いきり投げなさい」と助言された宮国は「長嶋さんと会えるなんて考えてもいなかったです」と感激。握手した沢村も「僕にとっては雲の上の存在です」と目を輝かせた。
杉内、紅白戦初登板は2回2失点「もっと腕が振れれば」
紅白戦に先発し、2回2安打2失点の杉内 ◆巨人紅白戦 白組3―8紅組(16日・サンマリン) 巨人は16日、今キャンプ3度目の紅白戦を行った。白組で先発した杉内は初回を無失点に抑えたが、2回に2死から2つの四死球を与え、実松に右中間へ2点適時二塁打を浴びた。巨人での実戦デビューは2回2安打2失点だった。杉内は「もっと腕が振れればよかったですが、打たれたことはそんなに気にしていません」と振り返った。試合は8回に紅組がボウカーの中犠飛、村田、矢野の連続左中間適時二塁打で4得点を奪うなど、8ー3で勝利した。
宮国、G打線に宣戦布告!紅白戦は「全球種で勝負」
選手宿舎の庭でくつろぐ(左から)藤村、宮国、大田 巨人の宮国椋丞(りょうすけ)投手(19)が10日、紅白戦に“全球真剣勝負”で臨むと明言した。第3クール最終日の14日に、中継ぎで2回を投げる予定。今キャンプ中、1軍打者相手には1球も使っていないスライダーとチェンジアップも、解禁する。
原巨人期待の2年目右腕が、いよいよ全開モードに突入する。「紅白戦は、全ての球種を投げるつもりです。全力で抑えに行きたいです」。シャイで控えめな19歳が、珍しく語気を強めた。
19日からの沖縄キャンプ帯同を決めた9日のフリー打撃では、坂本、小笠原を相手に直球とカーブしか投げなかった。11日からの第3クールもブルペンでは、下半身主導のフォーム固めと、カーブの精度を高めることに努める。だが、キャンプ初の実戦では、大きく横滑りするスライダーやチェンジアップも披露するつもりだ。「思い切って、いけたら」。自信の決め球で、首脳陣に猛アピールする。
この日は、選手宿舎内で休養に努めた。「結果を求めすぎると、いい投球ができないが、自分の力はすべて出したい。とにかく1軍に生き残れるように頑張る」。
杉内、内海、ホールトンがブルペンで“共演”
初のブルペンとなったホールトンは力強い投球。杉内(左)、内海との豪華共演が実現した 巨人のブルペンで杉内、内海、ホールトンが3日、“共演”した。
3人の他には誰も投げていない。内海は左端で投球し「(2人と)時間を共有できて良かった」と振り返った。熱のこもった投球で全ての球種を投げた。右端では初ブルペンとなったホールトンが35球の試運転。報道陣やファンなどが大勢駆け付け「あれだけの人に見られて投げたことはない。自分のことで精いっぱいで、他人のことを見ていなかった」と話した。
2人に挟まれた杉内は原監督の前で初の投球。「力が入ります」と話したが、貫禄たっぷりだった。初日は重圧からペースを乱したが、この日は制球が安定し「きょうはまともでした」と笑った。
開幕投手について、原監督は「候補は3人ぐらい。3月に入ったら決めようかと思う」と話した。
マシソン、初ブルペンでスプリット披露
原監督(左)が見守る中、ブルペンで投球練習するマシソン 新外国人のマシソンが2日、初ブルペン。「最初なので軽め。気持ち良く投げられた」と7割くらいの力で23球を投げた。
米大リーグで通算300セーブを挙げ、殿堂入りしているブルース・スーター氏から教わったというスプリットボールも披露。この日はばらついていたが「本調子の時は88〜90マイル(約142〜145キロ)は出る。真っすぐみたいで、落ち方も鋭い」と自信を見せた。原監督は、抑え候補の一人を「スピードと、体の切れで勝負するピッチャー」と評した。
原監督らが青島神宮を参拝 「日本一 躍動」の絵馬奉納
青島神社へ参拝に向かう巨人の原監督(中央) 巨人は1日、練習前に原監督ら全首脳陣と、一部の外国人選手をのぞく全選手、スタッフで宿舎近くの青島神宮を参拝し、今季の必勝を祈願した。原監督は「日本一 躍動」と記した絵馬を奉納。横浜DeNAから新加入の村田は「新」と書き込み、新天地での一歩を踏み出した。
小笠原、ON超えだ!39歳3割超えで完全復活!
小笠原(右)はオレンジカラーのジャンパーを着て、自主トレのため宮崎に笑顔で出発した(左は田中大 巨人・小笠原道大内野手(38)が13日、“2000安打打法”をリセットし、ON超えへ、意欲を見せた。この日、自主トレのため、宮崎入り。昨年は2度の死球に不振も加わり、不本意なシーズンだったが、39歳を迎える今季は、自主トレでイチから打撃の基礎を作り直すと宣言。王貞治氏(現ソフトバンク会長)、長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)も成し遂げられなかった39歳での打率3割超えを目指す。
静かにプロ16年目の戦いが幕を開けた。小笠原は「まだ何も始まっていないので、頑張ります…というか、まずは体をしっかりと作ることを(宮崎で)やっていきたいと思います」と力を込めた。完全復活を期して、実松、田中大らとともに、自主トレ先の宮崎へ旅立った。
昨年は開幕から打撃に苦しんだ。5月に2000安打を達成したが、2度の死球による戦線離脱で、打率2割4分2厘、5本塁打、20打点。レギュラーを獲得した日本ハム時代の99年以降、最低の成績で終わった。ただ故障中に打撃フォームを一度“解体”したことで手応えをつかんでおり、CS第1Sの最終打席(10月31日、ヤクルト戦)でも本塁打をマーク。今回の自主トレでは、この感覚を生かした打撃フォームを作り上げていく。
今年の10月で39歳。この年齢には特別な意味が込められている。ミスターは38歳で現役を引退。世界の王は39歳で33本塁打を放ったが、前年マークしていた3割の打率を切った。昨年は相次ぐ故障などで6年ぶりに3割を割ったが、通算打率が3割1分3厘をマークしているガッツは、ONを超える可能性を秘めている。
打撃だけではない。「野球は年齢でやるものではないから」とガッツはクビを横に振ったように、守備、走塁でも長く第1線で活躍するためにトレーニングを徹底してきた。年を重ねれば、守備の負担が増え、代打もしくはDHでの起用が増えるが、小笠原が目指しているのはあくまで攻走守すべてをこなせる最強の“アラフォー”プレーヤー。そのために宮崎で体を鍛え抜く。
置かれている状況は厳しい。原監督はチームの軸として坂本、長野、阿部、村田の4人を挙げ、これまでチームを引っ張ってきたガッツの名前はなかった。本人も昨年の結果では仕方ないと受け入れている。「もしかしたら、死球もよけられたかも。準備不足だったのかもしれない」と新年を迎え、気持ちを新たにしたはずだったが、自然と悔しさがにじみ出た。すべてを払しょくするために、ガッツは最強の39歳を目指す。