2008年02月10日
「アンデスの山百合、アマンカイ」
アンデスの山百合などと言うと、何だか大輪のゴージャスな百合を思い浮かべそうですが、アマンカイは小さく割と地味な花です。エルボルソンの町では殆ど見かけませんが、標高が200m高い我が家では群生しています。 地味なんて書きましたが、夏にこの花が咲くと農場を黄色に彩りとても綺麗です。 以前このアマンカイを「アンデス自生の百合」と海外で売り出し一儲け??しようとした人がいました。エルボルソン名物フェリア(手作り土産物屋台)でも、「アマンカイの苗」を売っています。そしてブエノスの観光客などに「これはどこでもよく花が咲きますよ。」などと売り込むのです。 でも、このアマンカイは咲くところでは何もしないでも毎年咲きますが、違う場所ではまず咲かないと聞いたことがあります。 それを咲かせるのがまた楽しいと思う方も居るかも知れませんが、私は「やはり野に置けレンゲ草」の言葉通り、そこに有るべき物を無理して余所へ持って行くのには賛成出来ません。ましてや、それを自分のお金儲けに利用する事はどうしても好きになれないのです。 秋が近づくとこのアマンカイは天気の良い日中、あっちこっちで「パチンパチン」と種が弾け飛びます。その音は軽快で元気いっぱいです。でも種から芽を出す子よりも、地中の根(鱗茎)から再び芽を出す子の方が断然多い様に思います。 鱗茎は食用になると言われていますが、私は一度だけ掘り返して生で囓ったことがあるだけです。日本の山百合の様な大きな物ではなく、あまりにも細く小さくかったので無理して掘り返し食べるよりも、そのまま残して花を楽しむ方が良かったのです。 年によって多少違いますが、種が弾けて飛ぶのは2月末から3月です。もう少ししたら我が家のアマンカイ達も種が弾き、豪快な音を響かせてくれることでしょう。