| 2008年11月02日 | Posted by joker1960 at 11:57 | 政治 | この記事のURL | コメント(10) | トラックバック(0) |
航空幕僚長 「侵略国家は濡れ衣」と論文 政府が更迭
航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長(60)=空将=が、日本の過去の戦争をめぐって「我が国が侵略国家というのは濡(ぬ)れ衣
(ぎぬ)だ」と主張する論文を執筆していたことが31日、分かった。侵略と植
民地支配を謝罪した95年の「村山談話」などの政府見解を大きく逸脱する内
容。このほか、集団的自衛権の行使を禁ずる憲法解釈などを「東京裁判のマイン
ドコントロール」と批判しており、事態を重視した政府は31日夜、田母神氏を
更迭し、航空幕僚監部付とした。
【首相の反応】首相VS記者団:空幕長の論文「立場が立場だから、適切じゃな
い」10月31日午後8時1分〜
論文は「日本は侵略国家であったのか」と題し、総合都市開発「アパグループ」の懸賞論文「真の近現代史観」に応募。最優秀賞を受賞し、31日にインターネット上などで英訳とともに公表された。
浜田靖一防衛相は31日夜、防衛省で記者団に「先の大戦の評価など不適切なものを含む。政府見解と明らかに異なる意見を公表しており、航空幕僚長としてふさわしくない」と述べた。岩崎茂・航空幕僚副長が空幕長の職務代理を務める。
論文は、日中戦争について「我が国は蒋介石により戦争に引きずり込まれた被害者」と指摘しながら、旧満州や朝鮮半島が「日本政府と日本軍の努力によって、圧政から解放され、生活水準も格段に向上した」と植民地支配を正当化。そのうえで「多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価している。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣だ」と結論づけている。
さらに、自衛隊のあり方をめぐり、集団的自衛権行使、武器使用の制限を挙げ、「自衛隊は雁字搦(がんじがら)めで身動きできない。マインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない」と記している。
麻生太郎首相は10月2日の国会答弁で、村山談話と、戦後60年に改めて謝罪した05年の「小泉談話」を踏襲する考えを表明。中国訪問中の同月25日には中国メディアに村山談話の踏襲を改めて示していた。こうした首相の意向をほぼ否定する論文を現職自衛隊幹部が執筆したことで、アジア諸国の反発が予想される。
田母神氏は防衛大学校卒。71年に空自に入隊し、航空総隊司令官などを経て7年3月から現職。




