留学生 VS アメリカのクリスマス。其の一(切ない編)

アメリカで学生だった時に過ごしたクリスマスの話。(切ない編)


アメリカではクリスマスの日は家族と過ごす。

なので、僕ら、日本人留学生は路頭に迷う。


この時期には学校も、冬休みに入っているので、

アメリカ人等は実家にもどり、そして、

大抵の日本人留学生も一時帰国するが、

僕を含む金欠気味なアメリカ残留組も少なからずいるのです。


そんな僕らは、昼頃から孤独に耐えられずに、集まりだす。

しかし、夜も更けてくると、今度は、

自分達だけ街の仲間はずれになってはいやしないか。

などと怯えだす。

どうする。とりあえず、街へ繰り出すか?

なんて出てみても、人もいないし、どこの店も閉まってる。

街の中心部にある、電飾と雪化粧に飾られた

巨大なクリスマスツリーも、ただ、ただ物悲しい。

そ、そんな、ばかな。きっとどこかで、華やかなイベントやら

なにかがやってるはず。と雪がシンシンと降るなか、ひたすら歩く。

あ、光がみえた、人がいっぱいいるぞ。あそこを目指せ!


そして、着いた先は、

そう、そこは、チャイナタウン。

中華街だ。


クリスマスお構いなしの通常営業。

歩きつかれ、おなかも減ってるので餃子、シューマイ貪り食う。

BGMはクリスマスソングではなくなぜか大黒摩季。

ららら、ららら、と歌ってる。

やっぱり、中華はハズレがないね。なんつって、

最後はプーアル茶で、ああ、満足。。



あれ、


まてよ。


このままじゃ、クリスマス度ゼロだ。。。



やべえ。



だもんで、いそいで、

さっきの巨大クリスマスツリーまで舞い戻り、パチリ、パチリの記念撮影。

ああ、あぶなかった。

これで、日本の家族や友人達に

「本場のクリスマスを満喫しました。」

の体面がもてた。


ぷひゅー、ほっとした。よかった、よかった。


そして僕らは家路につく。

途中、近所の家々の窓から漏れる

ツリーの電飾の光、ディナーの匂い、そして笑い声を

ららら、ららら、とモミ消しながら。。。


おしまい。

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洋画の邦題

海外映画につけられる邦題の話。


邦題によって、原題をそのまま直訳するものと、

そうでないものがあって、

僕は後者のそうでないものに戸惑わされ、

時には感心させられ、

また時にはイライラさせられる。


アメリカに住んでいたころ、ビデオ屋でレンタルする時に

邦題では覚えているが、原題を知らない映画を探すのに

苦労した経験が何度となくあった。

で、ようやくのことみつけた時に、原題をみて、

「これなら、邦題のほうがいいじゃん。」と思うことが多々あった。

例えば、以下のもの。

「愛と青春の旅立ち」ー「AN OFFICER AND A GENTLEMAN 」

「オシャレ泥棒」ー「HOW TO STEAL A MILLION」

「明日に向かって撃て」ー「BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID」

「名探偵登場」ー「MURDER BY DEATH」

「アパートの鍵かします」ー「THE APARTMENT」


原題、邦題の両者を比べると、なんとなく邦題のほうがそそられる。


逆に、イライラさせられたのは

「バス男」ー「Napoleon Dynamite」

完全に当時流行った、電車男ブームに便乗しちゃってる。

大体バスなんて全然話に関係ないし。

今となっては、逆にマイナス効果のような気がする。

面白いのに。


最近は、でもそのまま直訳もせず

英語をカタカナにしているものが

多いので、それはそれで寂しい。

「ロードオブザリング」なんてふつうに

「指輪物語」でいいジャンと思った。

そっちでも、もともと有名だし。

原題は「THE LORD OF THE RINGS」 で、

微妙にTHE とか複数形のSとか省いて、

日本人配慮的なことを試みているようだが。。。

「エグゼクティブデシジョン」(飛行機版ダイハード的な映画)なんて、

きっと大半のヒトがなんのこっちゃわからないと思う。

こっちこそ「飛行機男」にしてやったらいいさ。

おしまい。

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亜麻色の髪の青年 in america

アメリカの大学にいたころの髪の色の話。


大学入学当初、僕は髪の色を茶髪にしていた。

理由は、中学・高校時代にて密かに茶髪のヤンキー

やら、茶髪のイケイケメンズに憧れていながらも、

校則や、家族からの白い目の恐怖に勝てずに、

ヘアジェルで髪をヒムロック風(※1)に仕上げる

という妥協策に甘んじていたところにある。

どちらにしても相当ダサいことには変わらないが、

若気のいたりということで、いたしかたない。


そんでもって、念願の茶髪。亜麻色の髪。

いわゆる、大学デビューだ。

ヒムロック的に言えば、

「ライブハウス武道館へようこそ!」

的なハイテンションな僕。

が、しかし、

「ここは東京だぜ。」(※2)

ではなく、

アメリカなのだ。

金髪、茶髪、黒髪、ドレッド、チリチリ、オシャレ坊主、ただの坊主、

なんでもそろってる。

僕の渾身こめた茶髪など、まったくもって目立たない。

誰も「イケイケじゃん!」などとはいってくれない。

だもんだから、だんだんと髪の色など

どうでもよくなり、

一学期が終わるころには、

髪のセットすらどうでもよくなり、

寝癖のまま登校するようになり、

そして夏休みが終わり、

すっかり元の真っ黒髪に戻たころには、

髪の色がどうだなど、一切頭の中から消えていた。


そんな矢先、2学期になって、

ひさびさに再会したアメリカ人が僕をみるなり、

こう言ってきた。

「夏休みの間に髪そめたの?」

え、どういうこと??

「黒く染めたの?」

いやいや。地毛ですよ。

「そうなの?黒のほうが全然いいよ。」

がーん。

いろんな意味でがーん。

彼は僕ら日本人しかりアジア人の地毛が黒だということを知らなかった。

どんだけ、アジアに興味ないんだ。

そんでもって、渾身こめてイケイケのつもりでいた茶髪は

全然イケてなかった。

ヒムロックのあの歌が頭に浮かぶ。

(イメージダウン、イメージダウン、イメージ、ダウン、ダウン、ダウン。。。)

そんな打ちひしがれた僕に、

アメリカ人はさらに続ける。

「なんで茶髪にしてたの?」

か、かっこいいと思ったから。。

「どこが?」

だって、だって、憧れだったんだもん。。

「なんで?」

中・高時代のイケイケ男子はみんな茶髪だったんだもん。

「イケテたのは髪の色の問題?」

いや、それは、その、

っていうか何でそんなに執拗に攻めるんだい。

もう黒なんだからいいじゃん。自分に正直になった僕だけを

みておくれ。プリーズ。。。


とこんなことがあったから、

「もう二度と髪なんか染めないぞ」と誓ったのだが、

一年後に血迷って、髪を緑に染め、みんなから大不評を浴び、

それ以来はほんとにほんと、一切髪を染めることをやめたのでした。

おしまい。



※1 ヒムロック:
   一世を風靡したバンド BOOYのボーカル 氷室恭介の愛称。

※2 「ライブハウス武道館へようこそ」「ここは東京だぜ」:
   解散ライブでヒムロックが発した意味不明だが記憶に残る有名な台詞。


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(笑) と lol

日本語の (笑) と 英語の lol の話。


チャットやら、メールする際に僕は絵文字をほとんど使わない。

理由は単純に絵文字を選ぶのが面倒くさいからだ。

そんでもって、僕が故意に使わないでいるのが、

「今笑ってますよ」を表現する

(笑) だ。

これもまた、タイプするのが面倒ということもあるが、

そもそもこの漢字がいけない。「笑」という字自体が

いかにも大笑いしている雰囲気を醸し出しているではないか。

僕はそこまで笑ってないぞ。

そんな風に思っているので、

話し相手が(笑)と使う場合も、

(笑)とタイプしている時点ではもはや笑っているはずがない。

と疑惑の念がぬぐえないでいる。

「ハハ」とか「へへ」くらいにしといてほしい。

ちょっと笑えると思った時にその感情を、

一回、(笑)という記号に変換して、しかもシフトとか押してまで表現することに

興醒めしてしまうのである。

(だからといって、「ワロス、ワロタ」とかはそれ以上に興醒めしてしまうのだが。。。)


でもって、英語でもこの(笑)と同じように使われているものがある。

それは lol だ。

(初めてこの lol に遭遇した時は、「バンザイしている人を表現しているかな」

など見当違いも甚だしい推理をしでかし、赤っ恥をかいた。)

それはともかく、実際の意味はというと、

laugh out loudly とか laughing out loud とか lots of laughの略語だそうだ。

日本に帰国し、アメリカ人の友人とチャットをする機会が増えてから、

気づいたのだが、彼らは頻繁にこれを使う。

会話の節々にねじ込んでくる。相槌のように使ってくる。

ハッ、もしや。。

要するにあれか、僕の言ったことに対して、得にコメントはないが、それでは

かわいそうだから、せめてもの lol なのか。そうなのか。コンチキショウ。。。


しかしなぜだろうか。(笑)ほど興醒めはしない。

シフトを押さずに瞬時にタイプできるからなのか。

いやいや、それはきっと僕が単純にアメリカカブレだからなのだろう。

現に彼らとチャットするときはガンガンlolを使っちゃってるし。(笑)


だめだ。やっぱ(笑)は違和感がある。ムズムズする。

自分で使うとなお一層虫唾が走る。もう使わないぞ。(笑)



ちなみにスパニッシュ系の人は jajaja を使う。

これは「ハハハ」と発音する。

素直だ。

これが一番自然な感じだなあ。

おしまい。


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日本人にとって便利な英語フレーズ

今では、段々と変わってきてはいるが、それでもやっぱりまだ大多数が

「Noといえない日本人,Yesともいえない日本人」ではなかろうか。


なにか質問され、それに対し、明確な答えをださない。

その答えに責任を持ちたくない。

「あのとき、ああいったじゃないか。」

なんて責められたくなかったり、そもそも、

その質問に対してまったくの無関心で、

どっちでもいいと思ってる場合だったりと

理由は様々だ。


そんな僕らにとっておきの英語のフレーズがある。

それは、

「It depends」

意味は、

「場合による」

ほぼ、「分からない」と同義語のように使っちゃっていい。


Q:「事業仕分けは成果があったとおもう?」

A:「It depends」


Q:「こっちの服とあっちの服どっちがいいと思う?」

A:「It depends」


Q:「ドラえもんとべジータはどっちが強いと思う?」

A:「It depends」


とこのように、さまざまな話のレベルにも使えるのでとっても便利だ。

質問者自身も、その答えは様々な状況に拠るということは分かっているので、

「たしかに答えはすぐでないよな」なんて思って納得したり、もしくは、

そもそも答えなぞ望んでなく、自分の意見を勝手にしゃべってくれる。


しかし、ここでやっかいなのは、そうでない質問者もいるということだ。

「depends on what?」(どんな場合によるの?)

なんてしつこく聞いてくる場合があるのだ。


だから、やっぱり質問にたいする答えを明確にだすのが一番なのだが、

勢い任せで答えた場合は、さらに責めるような質問が被さってくる可能性がある。


A:「ドラえもん。タンマ・ウォッチとか使って、時間をとめて。。。」

Q:「でもその道具使う前に、べジータが俊足で一突きしたらどうなのよ?」

などと、面倒なことになる。


なのでとりあえず、「It depends」といっておくことで、多少の逃げをつくり、

なおかつ、会話のリズムを崩さず、僅かながらだが、

考える時間を確保できるのでやっぱり便利なフレーズだ。


おしまい。


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林檎殺人事件

アメリカの大学にいたころ、寮の仲間とバーガーキングに行ったときの話。


学校のカフェテリアでご飯を食べないときは大概バーガーキングだ。

先週も、先々週も、そして先々々週も。。。もう飽き飽きだ。

しかしアメリカ人みんながせっかくこのしがない日本人を

誘ってくれてるんだから、行かなくては。と日本人精神まるだしで、その日も

またバーガーキングへ。

しかし、実のところ、行く前に僕は抜け駆けしてカフェテリアで

がっつりひとりで食べていたのでおなかいっぱい。

なので、デザートかなんか食べよう。

なんて思い、みんなの列の最後尾にならび、そして、カウンターへ。


僕:「アップルパイ プリーズ!」

店員:「anything else?」

僕:「no that's it」

アメリカ人6,7人と一緒にバーガーキングへ赴き、オーダーをし、

ワイワイしながら、食事する。もしかして、もう僕はアメリカ社会に

溶け込んでいるのでは??なんて思いは次の瞬間に即座に崩された。

店員:「here you go」

僕:「。。。」

なんだこのでかい包みは。いや知っている。みたことある。

そう、何を隠そう、これはワッパー(バーガーキングのハンバーガー名称)じゃねえか。

アップルパイ通じてねえ。 どういう訳か、ワッパーと聞き間違えられている。

アップル。エァップゥル。アッツピュル。。

だめだ、注文繰り返す勇気ない。


しぶしぶ、でかいハンバーガーを手にもち、みんなの座ってる席へ向かう。

寮の仲間のひとりのトニーが僕に問いかける。

トニー:「what's up? 首ひねってるけど。」

そうだ、ここは自分の失敗談をみんなに語って、いっちょ笑いをとって、

アメリカ社会へ返り咲きだ。


僕:「じつはさ、今さ、アップルパイたのんだのにさ、

  僕の発音が悪くて、これがきちゃったよ。」

とワッパーをみせる。どうだ。爆笑か。ほれ。ほれ。

みんな「。。。」

僕(あれ、あれ、あれ、どうした、どうした!?)

トニー「なにが、おかしいの?」


へ!? あ、あ、あれ、ま、まさか。。。


そうそのまさかである。ここでもまた僕のアップルパイは通じてなかったのだ。


トニー:「ねぇ、なにが? どうした?」

僕:「never mind。。。」

こうして、アメリカ社会への返り咲きは失敗におわったのでした。

アップルパイなんてもう二度と頼むか。

と思いながら、アップルを呪文のように小言で連呼する僕でした。


おしまい。


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same one please

僕がアメリカで通っていた大学のカフェテリアは、サンドウィッチセクション、

ランチプレートセクション、グリル系セクション等、各メニューの種類ごとに

ブースが分かれていて、そこで食べたいものを頼み、

最後にレジで清算するというシステムだった。

例えるなら、「ショッピングモールのフードコート、でもレジは共通」見たいな感じだ。

フードコートと違うところと言えば、メニューが頻繁に変わるということだ。

これは毎日そこで食べる学生にとってはありがたいことなのだが、

僕ら非ネイティブにとっては厄介なのだ。だいたいの場合、ブースの横の黒板に

手書きでその日のメニューが書かれているのだが、字が汚い。そのメニューを知ってる

人は、読み取れるのだろうけど、知らない人にとっては検討もつかない。そして、

そのメニューの書かれた黒板はブースの横にあるが為、注文する直前にしか目に入らない。

なので、頼む直前に、瞬時に解読しなければならない。昼時のカフェテリアは大混雑なので

ウシロには長蛇の列。読めない、読めない、どうする、どうする。。。

そんなときに使える英語が、これだ。

「same one please」

意味はというと、「同じもの頂戴」だ。

どういうことかというと、前に並んでいた人が頼んだものと同じものを

くれということだ。これを言うことにより、注文時にまわりに迷惑をかけずに

スムーズに食べ物をゲットできるのだ。自分とおなじようなものを食べそうな人の

後ろに並ぶことが一番のキーになる。前の人がチップスのみしか頼まなかったら、

自分もチップスしかたべれないので、要注意だ。


でもまあ、これはオシャレ系なバーでカクテル何飲む?と、聞かれた時なんかにも、

応用できるので、ビールしか知らない、非オシャレボーイも偽オシャレボーイとして、

その場を誤魔化せたりと、なにかと便利なので覚えといて損はないと思う。


おしまい。


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再開

忙しかったのと、あと、ちょっと飽きちゃったのでしばらく放置しておりました。
近々またアップいたします。

マフラー

アメリカ人は首に巻く「マフラー」のことを「マフラー」と言わずに「スカーフ」と言う。

「マフラー」が間違っているわけではないが、そう言う人はいない。

なので、同僚のアメリカ人男子に、

「そのスカーフいいね。」

なんて言われる度に、「スカーフって。。。」と心の中で思ってました。

おしまい。

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アメリカ人VS子供の名前

アメリカ人は子供の名前をどうやってを決めているんだろう。

そんな疑問が僕に浮かんだのは、僕が子供の名前を決めるのに相当悩んだからだ。


親戚、友人達は、「こんなのはどうか?」などと茶々をいれてくるし、

これだ!なんて良い名前を思いついたのに、たまたま、今やっている

旬のテレビドラマの主人公の名前が、その名前だったり、

友人の子供が似たよう名前だったことを思いだしたり、でなんどもなんども考えた。

名前が決まったら決まったで、じゃあ漢字はどうするということになり、

字画とか意味とかもろもろ検討を重ね、最終的にこれでいくかと決めたものの、

役所に手続きにいく間際までほんとにこれでいいのかな、なんて最後の最後まで悩みつづけた。


そんなことがあったから、

アメリカ人は子供の名前をどうやってを決めてるんだろうか、僕らのように悩むのかしら、

でも漢字とかないし、その分は楽そうだな。ああ、でもミドルネームとかいう訳わからない

ものも決めないといけないし、それはそれでややこしそうだ。

なんていう疑問が生まれた。


ということで、早速、大学時代の同級生で最近、第二子が生まれたタイラー君に

聞いてみた。


僕:「子供生まれたんだね。おめでとう。男の子?女の子?」

タイラー:「ありがとう。女の子だよ。」

僕:「名前はもう決めた?」

タイラー:「うん。abigail (アビゲイル)にしたよ。」

僕:「アビゲイル。。。あんまり聞いたことない名前だねぇ。」

タイラー:「そう?アメリカではメジャーな名前だよ。」

僕:「あらそう。その名前は、じゃあ、どうやってきめたの?」

タイラー:「Because I like it」

僕:「う、うん。それはわかってるけどさ。どこからそのアビゲイルってのを思いついたの?」

タイラー:「アメリカでよく使われる名前の中で好きな響きだったから。」

僕:「そ、そうか。。。その名前の裏に意味とかあるの?」

タイラー:「特にないよ。あるかも知れないけど、知らない。」

僕:「元々は聖書の中にでてくる人の名前だったりとかさぁ。」

タイラー:「う〜ん、元々はそうかもしれない。知らないけど。」


そんな感じか。案外、フィーリングで決めてるんだなぁ。


僕:「名前決めるのはすんなりいった?」

タイラー:「全然。すごく悩んだよ。奥さんとも相当もめたし。」


おぉ。それそれ。聞きたいのはそれだ。


タイラー:「うちの奥さんはさ、お母さんっ子でお母さんのことが大好きだからさ。」

僕:「うん、うん、」

タイラー:「どうしてもお母さんの名前を取り入れたいっていうんだ。」

僕:「へえ。めずらしいね。」

タイラー:「でしょぉ」

僕:「つか、そんなことしたらややこしくならない?ま、まさか、Jrとか三世とか。。」

タイラー:「はは。それはさすがにないね。」

僕:「アビゲイルは、でもお母さんとは関係ないよね。」

タイラー:「うん、関係ない。最終的に妥協策として、ミドルネームをお母さんの名前にしたよ。」

僕:「うぉー、出たーミドルネーム!」

タイラー:「お母さんの名前がルイーザだから ミドルネームをそれにした。」

僕:「いったい、全体、ミドルネームってなんなんだい?」

タイラー:「なんなんだろうね。昔からの慣習だからさ。」


おお、だめだ。タイラーなんも知らねえ。


僕:「アメリカ人はみんなそんな感じで名前きめてんのかな?」

タイラー:「名前の由来とかを入念調べて決めるひともいると思うけど。」

僕:「けど?」

タイラー:「どうだろう。ひとのことは分からないや。」


だよね。

質問に答えてくれたお返しに、日本の場合は、漢字も決めないといけないし、

時にはその字画とかも気にしたりするんだよ。ということを教えてあげたら、

タイラー君は相当驚いていた。でも彼のことだから、すぐ忘れるんだろうな。


ということで、アメリカ人が子供の名前をどうやって決めるのかは、

日本人とはちょっと違ったけど、僕が思っていたほど複雑でもユニークでもなかった。

タイラー君の場合だけの可能性も高いが。。。

共通しているとことといえば、アメリカ人も悩むということだ。

それと、子供の名前を決めるのに、親とかには相談せずに、

決まるまで一切秘密にしていたとタイラー君は言っていた。

理由は色々助言してきて、それがドンドンエスカレートして、

面倒なことになりそうだったからと、なんとなくその辺も日本人に近い感じ。


ちなみに、その後、タイラー君と話したら、子供のことをアビーと呼んでいた。

それなら、最初から、アビーでよくねえか。


おしまい。

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